• ホーム
  • ニュース
  • 「社会学」の講義で国土交通省中部地方整備局 岐阜国道事務所長にご講演いただきました。

ニュース

「社会学」の講義で国土交通省中部地方整備局 岐阜国道事務所長にご講演いただきました。

UP DATE 2018.12.04
PUBLICATION DATE 2018.11.21

社会学の講義では、日本全体の少子化問題や岐阜県の人口問題について説明しています。人口が減っていくので、今までの同じような暮らしは難しくなり、社会の基盤をどのように整備していくべきかといった課題も生まれます。そうした課題に具体的に考えるために、身近な道路を例にとってお話しいただきました。
講演は、「道路の歴史と役割」と題され、
 1.道路の基本的役割と機能
 2.道の歴史
 3.道路が果たしてきた役割とこれから
 4.中部の地域づくり
 5.中部の道路整備
 6.道路をめぐる最近の話題
という6部構成で、膨大な資料をご準備いただきましたが、とても1コマの時間内ですべてをお話しいただくことはできないので、それぞれ中心的なところだけご紹介いただきました。
道路の歴史では、奈良時代の七道駅路が延長6,300㎞あり、1966年に6,500㎞だった高速道路と似たような経路であったことが紹介されました。しかし、その整備の状況は決して良いものではなく、戦後、世界銀行から酷評されたことなどが紹介されました。その後、高度成長期に急ピッチで高速道路が整備されますが、50年たち、大規模整備が必要になっています。道路の計画は国の総合計画に則って進められてきました。以前は拡張型であったわけですが、人口減少を見越し、今日、地方では小さな拠点を整備し、そこと居住地とつなぐことで暮らしを可能にするような計画がまとめられています。
市民生活という面では、宅配の取り扱い件数は30年で10倍伸びたこと、東京市場に出荷されるトマトの輸送距離も40年で3倍伸びたことなど、身近な暮らしが、物流に影響していることなど具体的に説明されました。
中部地方では、とくに製造業が盛んであり、工場は高速道路のICから5㎞以内に4割が立地していることなどが紹介されました。人口が減少していく中でも、経済成長を維持するために、物流の面から生産性を向上させる可能性があることが指摘されるとともに、岐阜県での主な渋滞箇所と、その解消計画などが紹介いただきました。
学生たちは、普段、通学に通っている道路が、そのように分析され、15年以上先を見越した計画が練られていることに対して、驚いたという感想を述べていました。