地域スポーツマネージャー 岐阜経済大学

地域スポーツマネジャー

「地域スポーツマネジャー」とは

「地域スポーツマネジャー」とは、地域においてスポーツイベントを企画・運営・実行できる人材を意味しています。具体的には、地域の市民スポーツ大会、学校体育大会、国民体育大会、あるいは企業と協賛したスポーツイベントなどの運営に関するノウハウを持ち、それを実行、評価できる人材です。
そもそも、岐阜経済大学は「地域に有為な人材を育成する」ことを目的にし、スポーツ経営学科は「経営学の諸分野とスポーツ科学を複合的に学び、21世紀のスポーツ・教育・健康関連事業の発展に資することのできる人材の養成」を目的につくられました。
「地域スポーツマネジャー」は、それらのビジョンをさらに具体化したものです。
本学ではこの資格取得に向けた教育活動を展開し、最終的には学生が海外とのスポーツ交流イベントを企画、運営、実行できるようにすることをめざしています。
この資格は、体育学と経営学をベースにしており、「実技」の指導を重点にしたこれまでのスポーツ系の資格とは一線を画しています。
今日の地域スポーツの状況を見渡すと、クラブの「運営」、「資金」の調達、スポーツイベントへの参加者増、「リーダーシップ」のありかたなどといった「経営」的な課題が多いことに気づかされます。
そこで、本学のスポーツ経営学科は、体育学と経営学の専門家が共存している点に特長があるため、それぞれの専門性を融合させた「地域スポーツマネジャー」育成カリキュラムを開発しました(図)。

トピック学習

図からも明らかなように、1,2年次では基礎学習課程、専門学習課程、演習課程(基礎演習・演習Ⅰ)、体験・インターンシップ課程の科目をバランス良く履修することを求めています。
とりわけ特徴的なのは、専門学習課程の「トピック学習」という学び方です。通常の講義科目は15時間の講義を聴講し、テストやレポートに合格して単位を取得しますが、地域スポーツマネジャーの専門学習課程は、そのような方式をとりません。
図の専門学習課程の欄を見ると、科目名(対象学年)が上段に示され、下段にその科目で扱う「地域スポーツマネジャー対象の講義名」が書かれています。
例えば、体育・スポーツ分野で言えば、「スポーツ心理学(2)」と上段に書かれており、下段に「スポーツイベントとモチベーション」と書かれています。
これは、シラバス上の「スポーツ心理学」の科目のなかで、「スポーツイベントとモチベーション」という地域スポーツマネジャー対象の講義が2時間行われることを意味しています(なお、専門学習課程の講義は全て2時間です)。
スポーツ心理学を履修している学生は、自動的に地域スポーツマネジャー対象の講義を聴講できますが、そうでない学生も他の講義と時間が重なっていなければ、2時間だけスポーツ心理学の教室に入り、地域スポーツマネジャー対象の講義を聴講できるのです。
そして、講義終了時に出されるレポートに合格すれば、地域スポーツマネジャー対象の講義である「スポーツイベントとモチベーション」は履修できたことになります。
同様の方法で、マネジメント分野、体育・スポーツ分野、マーケティング分野から8つの講義(2時間×8講義)を聴講し、レポートに合格することを資格取得の条件にしています。
なお、専門学習課程の講義は、本学独自のテキストを使って進めます。

実践的な学び〜コラボレート課程・PBL課程〜

3年時には、実践論の科目、演習Ⅱ、外部団体による体育・スポーツイベントを関連づけて学習を進めるコラボレート課程へと進み、理論と実践の融合をめざします。
こここでは、1、2年次の各課程で見られた座学、演習、体験・インターンシップという壁が取り払わられ、これまでの学習や経験を土台にしつつ、自分たちで調べ、考え、活動する場面が多くなります。そして、演習Ⅱにおける研究成果は、ゼミナール大会で報告することを求めています。
最終学年の演習ⅢがPBL課程です。この段階では、自分たちでスポーツイベントを企画、運営、総括することになります。
特定のスポーツイベントを対象にして、ゼミ(演習Ⅲ)内でいくつかのテーマに分かれて研究や実践を進めたり、あるいは1つのスポーツイベントに複数のゼミが関わることも想定されます。
研究成果はゼミナール大会で報告することになりますが、その評価は本学の教員と共に(財)岐阜県体育協会をはじめとする各種団体によって行われる予定です。例年、研究成果を冊子にまとめ、年を追うごとにスポーツイベントの資料を蓄積していくと同時に、その質を高めていくことをめざします。