社会人として大学院で学ぶ喜び
大学院経営学研究科修士課程2年 山田政司さん(70歳)
―――山田さんは、家業の酒類量販店を経営しながら61歳で定時制高校に入学、65歳で本学の経営学部ビジネス戦略学科に入学され、大学を1日も休むことなく4年間で卒業後、昨春4月、本学大学院に入学されました。 仕事をしながら学ぶことの喜びやご苦労をお聞きしました。

中学を卒業した時、家庭の事情で就職しました。17年間修行を積み、33歳の時、酒屋を立ち上げました。
同級生で高校に進学した人がうらやましくて、いつか勉強したいと思っていました。
61歳まで45年間その気持ちを暖めてきたので、思いつきで大学に入ったわけではないのです。
学ぶことに定年はなく、知識不足を埋めたくて入学したのです。

―――今、大学院で学ばれて、その希望はかなえられていますか。
研究者としてトップレベルの教授の方々との出会いがあり、この大学に通わせてもらえることがとても有難い。
70歳になると居場所がないけれど、私には行く場所があり楽しみでもある。
知識の集積ができることが、私の喜びです。
―――仕事をされながら学業を続けることは、ご苦労も多いと思いますが。

挑戦することは楽しいといえば嘘になる。学ぶことはむしろ苦しい。
一番難しかったのは外国語。社会人だからといって手加減なしですので、英語の単位を取るため塾にも通いました。
家では8時から仕事を始め、3時くらいから大学へ通学。
予習は毎日2・3時間。単位をとらなければという気持ちもあり、毎日予習しました。
でも、4年間続けられ卒業できたことは私の誇りです。

―――大学院での抱負は。
中小企業、地場産業の勉強をしたい。学ぶと生活が変わります。
苦労して学べば知識を得られ生活も充実します。まだまだ学ぶことは尽きません。










