大学院

経営情報コース

高度情報化にふさわしい情報知識と技術を修得

インターネットやコンピュータをはじめとする情報通信技術の革新は急激であり、企業経営者においては情報通信技術の利用が組織の命運を左右する時代となっています。経営学と情報通信技術の両領域にまたがる専門的研究を行い、現代の企業や官公庁において情報通信技術を自在に活用して真に創造的な仕事のできる人材の育成を目指します。

受講対象

経営学と先進の情報通信技術の知識を身に付け、企業や官公庁で高度な専門的職業に従事しようとする人々、ソフトウェア企業でシステムエンジニアを目指す人々、また大学や高校の研究職・教育職を希望する人々に学習の機会を提供します。

経営情報コース 科目一覧

経営情報システム研究Ⅰ
(井戸 伸彦)
シミュレーション研究
(中川 裕司)
情報戦略演習Ⅰ・Ⅱ
(高橋 信一)
経営情報システム研究Ⅱ
(井戸 伸彦)
知能システム研究 コンピュータ・グラフィックス演習Ⅰ・Ⅱ(杉原 健一)
戦略情報研究 エージェント技術研究 情報ネットワーク演習Ⅰ・Ⅱ
(井戸 伸彦)
情報政策研究
(高橋 信一)
コンピュータ・グラフィックス研究Ⅰ(杉原 健一)  
金融工学
(中川 裕司)
コンピュータ・グラフィックス研究Ⅱ(杉原 健一)  
モデル分析特論
(中川 裕司)
情報ネットワーク研究
(井戸 伸彦)
 

演習概要

情報戦略演習

教授 高橋 信一

教授 高橋 信一

急激に進歩する情報通信技術(IT)が各国の経済や社会、そこに住む人々の生活に大きな影響を及ぼしています。それゆえ各国の政府はそのITの進歩を支えるIT産業の成長を促進するため様々な情報政策を立案し実施しています。
この演習では、各国、例えばアメリカ合衆国や日本などの政府が進めている情報政策とそれらによるIT産業の成長への影響に重点を置き、それゆえ、各国が行っている様々な情報政策の側面だけでなく、それらにIT企業がどのように対応しているかの側面も詳しく調査し、両者の関連性を研究していきます。この文脈で、今日特に世界中でクローズアップされている産学官連携の側面に重点を当てていきます。
演習の進め方としては、一方で、代表事例を選定して共同研究として報告と討論を行って知識や考え方を身に付けていきながら、他方で、演習生が優れた修士論文を作成できるように、演習生による調査・研究成果発表とそれに対する討論および指導も行っていきます。

情報ネットワーク演習

准教授 井戸 伸彦

准教授 井戸 伸彦

社会の様々な分野で、ネットワークシステムは不可欠になっているとともに、これを手段として新しい可能性を模索する試みが次々に立ち上がっています。この演習では、最新の情報処理技術を利用したオリジナリティの高いwebアプリケーションを設計・開発し、実際にシステムを運用してその評価を行います。技術的には、Javaを用いたサーバーサイドプログラミングと、JavaScriptを用いたクライアントサイドのDHTML(Dynamic HTML)とを組み合わせたRIA(Rich Internet Application)によるサービス提供を基本的な枠組みとします。サービスの内容には、試験運用が行い易い学生を対象としたものから選択します。プログラミングについて基本的な理解が済んでいる方に適した演習内容です。

コンピュータ・グラフィックス演習

教授 杉原 健一

教授 杉原 健一

GIS(地理情報システム)とCG(コンピュータグラフィックス)を統合化して、「3次元都市モデル」の自動生成システムとその活用の研究をしています。「3次元都市モデル」は都市計画、まちづくり、防災、景観評価、交通工学等のアカデミックな分野から公共事業の情報公開、まちづくりへの住民参加の場、観光案内、企業の広告、営業活動の場としてまで利活用が期待される重要な「情報基盤」です。今のところは、政府の補助金をもらって研究を進めていて、時代の追い風を受けています。また、開発した自動生成システムの「商品化」に取り組んでいますが、現在のところ、都市計画のコンサルタント企業2社に採用され、「商品化」もされました。演習では、自分なりのオリジナルなGISやCGのシステムを作ってもらい、時代の最先端のIT技術を修得してもらうことを目標としています。このとき、ベースとなる数学(高校の数学程度)が多少必要です。

講義概要

情報政策研究

高橋 信一
急速に進歩する情報通信技術(IT)が各国の経済や社会に大きな影響を及ぼすがゆえに、各国政府はIT企業の誕生・成長や企業に おけるIT活用を促進するために、様々な情報政策を立案し実施しています。この講義では、日本とアメリカ合衆国の政府が進めている情報政策の内容を具体的 に学修していくとともに、それらを貫く戦略的な特徴や両国の情報政策の違いを一緒に議論していきます。今日、世界的にも重視される産官学共同促進政策やハイテク地域開発政策にも焦点を当てます。

金融工学

中川 裕司
受講者の興味を鑑みて理論に基づき実証分析を行います。まず離散時間型あるいは連続時間型利(子)率の関係と単・重回帰分析を修得し、「ファーマ=フレンチの3ファクター・モデル」とそれ以降(1)「時系列データの単位根検定と共和分検定」(2)「ポートフォリオ選択問題」(3) 「派生証券とは・・・?」の選択項目として受講者の興味に従って項目を選択します。ただし、これらの項目はすべてExcelで分析可能である項目です。

コンピュータ・グラフィックス研究Ⅰ

杉原 健一
映画やゲームの3次元CG(コンピュータ・グラフィックス)はどうやって作られるのか、どうやって動かしているのか、爆発のシーンはどういう原理で生成されるのか、「技術革新が著しいCGの世界」を一部紹介します。ハリウッド映画のCG製作で使われている3ds Max(オートデスク社)を使い「モデリングとプログラミングの実習」を通して、3次元CGの基礎と原理を学んでもらいます。

コンピュータ・グラフィックス研究Ⅱ

杉原 健一
前期CG研究Ⅰで学んだ3Dモデリング手法からの続きで、「人体モデル」、「街灯のある街角モデル」、「dummyオブジェクト」を用いて平面上を「バウンドするボール」、合成した飛行パスを飛ぶ飛行機、編隊を組んで飛び、回転する飛行機、隕石が衝突して爆発、隕石が消滅する等の「アニメーション」や、フェンスで囲まれた「アメリカの農場本部」などを作成するモデリングとプログラミングの技術を学んでもらいます。

情報ネットワーク研究

井戸 伸彦
現在インターネット上では、歴史として残るような新しいさまざまな事象が起こっています。それらの一端を、技術を含めて具体的に理解することを目標とします。システム開発自体が出来るようになるまでには至りませんが、その仕組みについてプログラムのレベルでの理解を目指します。

戦略情報研究

あらゆる分野の新社会インフラとなった情報通信システムについて厳しいグローバル競争が続くIT業界の戦略を研究し、さらに最先端のITシステムの使われ方について世界の中での企業、行政の取組や市民生活での活用について研究し、このITシステムが変革をもたらした政治、経済、文化、企業活動や市民生活の世界的潮流、オープン・ダイバーシティーの本質を研究し、厳しいグローバル競争を勝ち抜くための国家戦略、企業戦略の在り方とそれに必要な21世紀型グローバル人材育成について研究を行います。

シミュレーション研究

中川 裕司
この講義では、モデル分析特論で学習した計量モデルを用いたシミュレーション方法をマスターします。ソフトウェアとしてExcelの「データ分析」、TSP、OxMetrix、SPSSなどを使用して予測する能力を身につけることが目標です。

モデル分析特論

中川 裕司
Excelと時系列専用ソフトであるOxMetrix(あるいはTSP)を使った時系列データのモデル分析を行います。その後,単位根検定と共和分検定を行います。