
経営情報コース(2011年度)
高度情報化にふさわしい情報知識と技術を修得
インターネットやコンピュータをはじめとする情報技術(IT)の革新は急で、企業の経営においては、ITの利用が組織の命運を左右する時代となっています。本コースでは、経営学と情報技術の両領域にまたがる専門的研究を行い、現代の企業や官公庁においてITを自在に活用して真に創造的な仕事のできる人材の養成を目指します。
| 授業科目 | 経営情報システム研究I、経営情報システム研究II、戦略情報研究、デジタルマーケティング研究、会計情報研究、金融工学、モデル分析特論、シミュレーション研究、知能システム研究、エージェント技術研究、コンピュータグラフィックス研究I、コンピュータグラフィックス研究II、情報ネットワーク研究 |
|---|---|
| 演習 |
|
授業計画
経営情報システム研究I・II
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
前期 |
各2 |
1・2年 |
| 担当者 | 松島 桂樹 |
|---|---|
| 学修目標 | 早稲田大学大学院国際情報通信研究科にて開設されている「ICT投資マネージメント」授業と連携した教材を共有し、PBL(Project Based Learning)タイプの授業する。実務を踏まえたビジネスプロセスにもとづく授業を実施する。この授業の履修によって、製造業を中心とした企業におけるICT投資の効果的な実施を促進するための成功要因の理解がはかれる。IT投資マネジメントを実践できる人材、ICTを活用できる人材の育成をはかる。 |
| 授業計画 | 〔フエーズ1〕 オリエンテーションとIT投資マネージメント概論[1・2コマ目] 最初の講義では、講義の目的・目標やPBL学習の説明のオリエンテーションを実施する。ICT投資マネージメントのプロセスやポートフォリオマネージメントなど、ICT投資マネージメントの全体像を理解するための概論の講義も行う。 〔フェーズ2〕 事例企業の理解 個別プロジェクト投資効果可視化[2~6コマ目] 製造小売企業を想定し企業概要、業績について把握する。 〔フェーズ3〕 情報システム化計画立案。 基本的な情報システム化の構想を作成する。 〔フェーズ4〕 投資採算性評価。 作成した情報システムの投資評価を行い、これらのプロジェクトがどのような投資効果を生み出してきたのか検証を行う。合わせて、旧来のIT投資マネージメントの問題点についても検証を行い、IT投資評価アプローチ方法の改善を検討する。 〔フェーズ5〕 アラインメント-経営戦略との整合性[7~10コマ目] 会社の中期経営計画と情報システムとの整合性を検討する投資効果を算定したプロジェクトを全社経営戦略の観点から見直し、システム計画及び投資効果算定のやり直しを行う。 〔フェーズ6〕 戦略マップ[11・12コマ目] 会社の中期経営計画から戦略マップを作成し、戦略マップに沿ってどのようなICT投資が必要かICT資本の設計を行う。 〔フェーズ7〕 統合情報システム化計画立案[13・14コマ目] 部門意見集約型で策定された旧来の統合システム計画を見直し、経営戦略を前提とした新しいシステム計画を策定する。この際、個別のアプリケーションの視点では気が付かないIT全般にかかる投資(例:インフラ、人材育成、組織維持等)についても学習する。 〔フェーズ8〕 プレゼンテーション、まとめ[15コマ目] 演習時に取り扱わなかったIT投資マネージメント分野の解説や、その他のITマネージメント分野との連携、今後の発展動向などを踏まえつつ、これまでの演習内容についてフィードバックとディスカッションを行う。 |
| 評価方法および評価基準 | 課題提出と参加度合い。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 資料などは、大学のeラーニングサイトから入手し、課題を解答しながら、授業を進めていく。 |
戦略情報研究~グローバルな戦略的情報システムの研究~
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
夏期集中 |
2 |
1・2年 |
| 担当者 | 川村 敏郎 |
|---|---|
| 学修目標 | 企業活動、行政、市民生活などあらゆる分野の新社会インフラとなってきた情報通信システムについて提供側の企業戦略とそれを使う側の企業、行政、市民生活における新しい取り組みについてグローバルな視点での基礎的な研究を行い、今後の地球環境保護への情報通信が果たす役割、スマート・コミュニティーシステムの基礎的な研究を行なう。 |
| 授業計画 | 1.これからの情報通信システムのグローバル市場について 【第1回】これからの情報通信システムの方向性 【第2回】ネットビジネスの現状と今後 【第3回】マルチメディア市場の現状と今後 【第4回】クラウドコンピューティングと情報サービスの現状と今後 2.IT、情報システム産業のグローバル戦略 【第5回】世界の産業界の現状と今後 【第6回】IT業界の新市場戦略 【第7回】プラットフォーム戦略(パソコン、携帯電話、タブレット端末) 【第8回】ソフトウエア、サービス事業、クラウドコンピューティング戦略 3.国家情報通信戦略 【第9回】日本の情報通信分野の国家戦略 【第10回】世界戦略と中国・台湾の台頭 4.情報通システムのこれからの利活用 【第11回】ユーザー企業のビジネス戦略と企業情報システム 【第12回】ソーシャルネットワーク活用による新しい世界 5.スマート・コミュニティー 【第13回】地球環境にやさしい都市システム構想 【第14回】スマート・コミュニティーと次世代情報通信システム 6.情報通信時代の求める人材 【第15回】期待されるグローバル人材と取組 |
| 評価方法および評価基準 | 学習意欲を総合的に評価する。 特に授業中での質疑応答、討論等の積極性を高く評価します。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 特に定めない、授業は講師からのプレゼンテーションを中心に必要に応じて参考資料の提供、紹介を行う。 |
デジタルマーケティング研究(ビジネスウェブ研究)
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
後期 |
2 |
1・2年 |
| 担当者 | 安田 晶彦 |
|---|---|
| 学修目標 | この科目では、デジタルメディアのビジネス利用やインターネットマーケティングに関する、基礎的な研究指導を行います。 まず、基本的なデジタルメディアの種類とビジネスでの用途を理解し、さらに、インターネットマーケティングの技法を研究していく予定です。 |
| 授業計画 | 【第1~3回】ビジネスウェブの調査と分析(Microsoft Word などを使用) 【第4~6回】ビジネスウェブにおけるマルチメディアの利用(CGやAdobe Flash の実習) 【第7~10回】ビジネスウェブサイトの設計と開発(Adobe DreamweaverとFlashによるビジネスウェブとウェブ広告の試作) 【第11~15回】経理システムと連動した販売システムの開発(Microsoft ASP.NETによる販売データベース運用システムの試作) |
| 評価方法および評価基準 | 課題の提示・提出状況にもとづいて評価します。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 学内授業ウェブを教科書として使用します。 |
会計情報研究
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
前期 |
2 |
1・2年 |
| 担当者 | 安田 晶彦 |
|---|---|
| 学修目標 | この科目では、簿記・会計の情報システムを中心とする企業情報のトータルシステム化に関する、基礎的な研究指導を行います。まず、簿記・会計をデータベース化する手法を取り上げて実習形式で情報システムのモデルを構築します。そして、企業情報のトータルシステム化を目指すためのシステム設計について研究していく予定です。 |
| 授業計画 | 【第1~5回】業務用会計ソフトウェアの構造(勘定奉行) 【第6・7回】帳簿システムとそのデジタル化(日商簿記とMicrosoft Excel) 【第8~10回】帳簿システムのデータベース化(ExcelからSQLへの移植) 【第11~15回】補助簿と決算データベース(Microsoft SQL Serverのデータベース開発) |
| 評価方法および評価基準 | 課題の提示・提出状況にもとづいて評価します。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 授業の前半に日商簿記検定3級のテキストを参照します。執筆者、出版社については特に限定しません。 それ以外は学内授業ウェブを教科書として使用します。 |
モデル分析特論
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
前期 |
2 |
1・2年 |
| 担当者 | 猪平 進 |
|---|---|
| 学修目標 | この講義では、まず、基礎統計、比率・構成比・指数、時系列データの変動と相関、伸び率と弾力性などの統計学の基礎を理解します。この基礎の上で、経済・経営分野でモデル分析の中心となる計量モデルを理論学習とコンピュータ実習を交互に繰り返しながら実践的に学習していきます。 |
| 授業計画 | 【第1回】授業の進め方と紹介 【第2回】統計学の基礎(1) 【第3回】コンピュータ実習(1) 【第4回】統計学の基礎(2) 【第5回】コンピュータ実習(2) 【第6回】単純回帰モデル 【第7回】コンピュータ実習(3) 【第8回】重回帰モデル 【第9回】コンピュータ実習(4) 【第10回】回帰モデルの仮説検定 【第11回】コンピュータ実習(5) 【第12回】ダミー変数 【第13回】コンピュータ実習(6) 【第14回】系列相関 【第15回】コンピュータ実習(7) |
| 評価方法および評価基準 | 授業で行う練習問題の実習レポートで評価します。レポート:100% |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 教科書:白砂堤津郎『例題で学ぶ初歩からの計量経済学 第2版』日本評論社、2007 授業の中でコンピュータの指導も行いますが、EXCELは使いこなせることが必要です。シミュレーション研究の受講予定者は必ず受講のこと。 |
知能システム研究
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
前期 |
2 |
1・2年 |
| 担当者 | 新家 茂 |
|---|---|
| 学修目標 | ゲーム理論を中心に人工知能分野における探索手法の基礎理論を理解してもらい、その応用としてのJava言語による探索システム開発を目指す。 |
| 授業計画 | 【第1~3回】人工知能における種々の探索手法について 【第4~6回】ゲーム理論と戦略問題について 【第7~10回】最良戦略問題の定式化と探索手法の応用 【第11~15回】Javaによる探索プログラム開発 |
| 評価方法および評価基準 | レポート等にて総合的に評価する。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 授業の進捗に応じて適宜紹介する。 |
エージェント技術研究
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
後期 |
2 |
1・2年 |
| 担当者 | 新家 茂 |
|---|---|
| 学修目標 | エージェントに必要とされる効率的な探索手法、特に遺伝的アルゴリズムの理解とその応用力の習得を目指す。 |
| 授業計画 | 【第1・2回】エージェントとは 【第3・4回】人工知能とエージェントについて 【第5~8回】探索問題と遺伝的アルゴリズム 【第9~12回】投資戦略問題の定式化と遺伝的アルゴリズムの応用 【第13~15回】最良投資戦略探索アルゴリズムとそのプログラム開発 |
| 評価方法および評価基準 | レポート等にて総合的に評価する。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 授業の進捗に応じて適宜紹介する。 |
コンピュータグラフィックス研究I
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
前期 |
2 |
1・2年 |
| 担当者 | 杉原 健一 |
|---|---|
| 学修目標 | 3次元CG(コンピュータ・グラフィックス)を、3次元CGソフトで代表的な3ds Max(オートデスク社)を使い「プログラミング実習」を通して、3次元CGの基礎と原理を学んでもらう。 |
| 授業計画 | 〔概要〕 3次元CGの基礎理論と主要手法について解説し、3ds Maxの使い方の基礎を終えた段階で、「スクリプト言語(MaxScript)」を使って、3次元CGモデルを自動的に生成するプログラミング実習する。例えば、ビルディングや屋根付き建物などの3次元形状モデルをどのように自動生成していくか、自動生成プロセスにある原理、概念、アルゴリズムにスポットを当て、説明し、実習してもらう。 〔計画〕 1.CGとは、CGによる3次元モデル生成の仕方 2.ブール演算(CSG、Constructive Solid Geometry)とは 3.CGのための線形代数の基礎1(行列、投影の行列表現など) 4.3次元CGモデルの陰関数表現、陽関数表現とパラメータ表現 |
| 評価方法および評価基準 | 試験は行わず、授業参加の姿勢、課題で評価する。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 教科書:3ds Studio MAX附属の「チュートリアル」を各自印刷。 |
コンピュータグラフィックス研究II
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
後期 |
2 |
1・2年 |
| 担当者 | 杉原 健一 |
|---|---|
| 学修目標 | 前期CG基礎で学んだ3ds Maxをコントロールするスクリプト言語であるMaxScriptのプログラミング基礎に基づいて、その応用として、様々な形態の建築物やタワー、ブリッジ、あるいは、街路などの3次元形状モデル生成するプログラミング技術を学んでもらう。 |
| 授業計画 | 〔概要〕 前期学んだ3次元CGの基礎理論と主要手法に基づいて、その応用について解説する。応用として、「3次元都市モデル」を構成するビルディングや屋根付き建物や様々な形態の建築物やタワー、ブリッジ、あるいは、街路などの3次元形状モデルをどのように自動生成していくか、自動生成プロセスにある原理、概念、アルゴリズムにスポットを当て、説明する。 〔計画〕 1.3次元空間における回転の表現と計算 2.CGの3次元形状モデリングのためのハフ変換 3.レンダリング(陰影付け)とテクスチャマッピング |
| 評価方法および評価基準 | 試験は行わず、授業参加の姿勢、課題で評価する。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 教科書:3ds Studio MAX附属の「チュートリアル」を各自印刷。 |
経営情報演習I・II
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
通年 |
各4 |
1・2年 |
| 担当者 | 安田 晶彦 |
|---|---|
| 学修目標 | この演習では、いま最も注目されている経営情報の活用形態と言えるビジネス目的のインターネット活用に関する研究を行います。活用事例を調査研究し、その成果をもとに、データベースやマルチメディアといった情報技術とウェブを連携させた情報システムの開発研究を進めていくことも考えています。 |
| 授業計画 | 〔経営情報演習I〕 【第1~15回】研究の基礎となる文献・資料の読解と紹介 【第16~30回】修士論文にかかわる基礎的な調査・開発の指導 〔経営情報演習II〕 【第1~15回】修士論文のための調査・開発と結果の発表 【第16~25回】修士論文の内容の発表 【第26~30回】修士論文の提出前指導 |
| 評価方法および評価基準 | 文献紹介や研究の発表に特に問題がなければ評価をAとしますが、何らかの問題があれば、院生に理由を説明した上で評価を下げます。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 授業の際に書籍や論文、ウェブの参考資料を紹介する予定です。 |
知能システム演習I・II
| 学期 | 単位 | 対象 |
|---|---|---|
通年 |
各4 |
1・2年 |
| 担当者 | 新家 茂 |
|---|---|
| 学修目標 | Iでは、ゲームを理論基礎とした戦略問題の数学的定式化と遺伝的アルゴリズムを応用した最良探索アルゴリズムを講義する。また、Webアプリケーション開発に必要なJavaScriptなどの実習授業も行う。 IIでは、学生ごとの研究テーマに基づき、学位論文の研究指導を行う。 |
| 授業計画 | 〔1年次〕 【第1回】演習の進め方と講義概要について 【第2~10回】投資戦略問題の数学的定式化と関連研究の紹介 【第11~20回】Java、JavaScriptの基礎 【第21~30回】遺伝的アルゴリズムのプログラム作成 〔2年次〕 【第1回】研究の進め方について 【第2~10回】資料収集と関連研究調査 【第11~15回】中間発表の準備 【第16~30回】研究と修士論文作成指導 |
| 評価方法および評価基準 | レポート等にて総合的に評価する。 |
| 教科書・参考書・他(事前学修等) | 講義、研究の進捗に応じて適宜紹介する。 |









