大学院

企業経営コース

激動する時代に対応できる経営能力・創業と経営革新能力を養成

グローバル化、IT化、規制緩和の中で急激に企業環境が変化しています。現代において様々な役割を果たしている企業の現状と課題を解き明かし、創業・開業から成長発展の過程を明らかにします。多角的な視点から企業経営の本質を見いだし、変化に的確に対応できる能力を養います。

受講対象

変動する経営環境に機敏に対応するための高度な知識や専門能力を身に付けることを求めている人々、事業継承者のみならず新たに起業を希望している人々や産業企業振興に関わる人々の学習の機会を提供します。

企業経営コース 科目一覧

経営学特論
(岩坂 和幸)
ビジネスモデル研究
(萩原 俊彦)
マーケティング特論
(中西 大輔)
経営戦略特論
(稲垣 慶成)
国際経営特論
(韓 金江)
経営学演習Ⅰ・Ⅱ
(岩坂 和幸)
コーポレートガバナンス研究
(中村 共一)
日本の中小企業研究 経営管理演習Ⅰ・Ⅱ
(中村 共一)
現代生産システム研究
(岩坂 和幸)
広告研究
(安田 晶彦)
広告演習Ⅰ・Ⅱ
(安田 晶彦)
人的資源管理研究
(竹内 治彦)
スポーツマーケティング研究
(原田 理人)
スポーツ経営学演習Ⅰ・Ⅱ
(原田 理人)
経営史特論 アジア経済研究
(韓 金江)
外国文献研究(英語)
ベンチャービジネス研究
(安藤 信雄)
中国経済研究
(韓 金江)
 
起業戦略研究
(安藤 信雄)
経営実践研究  

演習概要

経営学演習

准教授 岩坂 和幸

准教授 岩坂 和幸

この演習では、個性化・カスタム化が進む市場の変化に生産システムはどのように変化・対応しようとしているのかという観点から、自動車などを中心とするメーカーの中核機能である生産・開発・購買といったものづくりの諸活動のトータルシステムの状況と生産合理化や企業の競争力との関連をテーマとして取り上げる予定です。
演習の進め方としては、市場の変動に柔軟に対応する生産・開発・購買のトータルシステムというテーマに沿って自動車だけでなく、電子・電気、アパレルなどの産業企業の革新の状況を調査・研究したものを報告してもらい、全員で討論していきます。

経営管理演習

教授 中村 共一

教授 中村 共一

この演習では、現代の変動的な企業管理を対象としながら、また従来の企業管理論の方法を批判的・反省的に学びながら、新しい企業管理の視点を獲得していくような研究・指導をすすめていきたい。新しい管理実践も、その視点の革新なしには生まれようがありません。
演習の運営の仕方としては、共同研究を基礎にしながらも、個人研究が中心となります。共同研究では、メンバーの研究テーマにも左右されますが、近年の代表的な管理研究の成果を研究対象とし、報告と討論を行っていく予定です。
また、個人研究では、修士論文に帰結する個人的な研究プロセスを指導することになります。その指導においては、なによりも研究テーマを大切にしていきたいと考えています。

広告演習

准教授 安田 晶彦

准教授 安田 晶彦

広告宣伝、販売促進、市場調査などのマーケティング活動におけるメディアの役割は非常に重要なものとなっています。
特にいまは、新聞・雑誌・放送などの従来型の広告メディアに加えて、インターネットやモバイルを視野に入れた広告宣伝・販売促進戦略に注目していく必要があります。
この演習では、マーケティングの基礎理論の確認から出発して、ネットワーク時代における広告宣伝、販売促進、市場調査の実態を把握し、新たなマーケティング戦略の立案を目指したいと思います。

スポーツ経営学演習

教授 原田 理人

教授 原田 理人

本研究領域は、スポーツクラブに代表される民間スポーツ事業から、政府や自治体のような公共スポーツ事業、スポーツ競技団体における事業までに及ぶ幅広いスポーツビジネスを研究対象とし、スポーツビジネスの仕組みや経営についての理解を進め、スポーツマネジメントシーンにおける様々な開発、管理分野に着目し、経営課題や解決方法を社会環境、経営主体といった幅広い視点で探求していきます。
スポーツに関する基礎学問的な理解の上に、ビジネスやマネジメントに関する知識や技能の修得を通して、スポーツビジネスに関する高度な知識とマネジメント能力を有した職業人および研究者の育成を目指します。

講義概要

経営学特論

岩坂 和幸
ネットワーク技術の進展は、様々な経営資源のこれまでにない新しい結合を可能にして新しいビジネスモデルの構築の基盤を提供しています。講義では、システムのあり方についてのアーキテクチャー(基本設計構想)とビジネスモデル関係、組織能力とアーキテクチャーなどの関係について考察します。

経営戦略特論

稲垣 慶成
経営戦略論の基礎知識を前提として、「企業家と経営戦略」というテーマに取り組みます。しかし、この分野の基礎知識のない院生もいることを想定して、まずは受講者全員による基礎知識の共有を目標とします。その後で、著名な企業家の伝記を調べることによって、彼ら企業家の成功がどのような経営戦略によってもたらされたものであるかを具体的に検証します。

コーポレートガバナンス研究

中村 共一
社会と企業管理について、総合的な視点から検討します。企業管理の今日的な研究は、オープンシステムとしての管理研究が不可欠です。本講義では、企業に対するコーポレート・ガバナンスを分析する方法について、検討していきます。

現代生産システム研究

岩坂 和幸
20世紀は“自動車の世紀”とも呼ばれましたが、その自動車は化石燃料を動力源とするものでした。しかし、21世紀に入り、ガソリン等を燃料とする自動車から電気自動車への転換が始まっています。火力発電(石油・天然ガス・石炭)や原子力発電などの巨大集中型発電から再生可能エネルギー=自然エネルギー(太陽光・風力発電など)やバイオなどによる小規模分散型発電へのエネルギーシフトと電気自動車が結びつき、社会システムに大きな変化を及ぼそうとしています。また、電気自動車は、デジタル化によってこれまでの自動車の開発・生産・販売システムを激変させることは疑い得ません。講義では、電気自動車が社会システムや自動車の開発・生産・販売に与える影響を取り上げます。

人的資源管理研究

竹内 治彦
日本の雇用制度は年功序列的で生産性が低く、成果主義への転換を説く議論が一時期ありました。しかし、日本には独特の能力主義があり、雇用主は従業員の能力育成を意識し、従業員も能力伸張と出世に向けて、同僚と競争しつつ臨みます。そこには、恒常的な過労状態を生む負の側面もあります。過剰な労働状況を生み出す日本の雇用システムの功罪を分析し、良き労働社会の実現の可能性を探りたいと思います。

ベンチャービジネス研究

安藤 信雄
成熟時代の製品開発において、イノベーションは価値創造の要となっています。Microsoft、Apple、google、Facebook等の多くのベンチャー企業の成功が、新時代の起業のイメージとして広まっています。しかしイノベーションとは何か、価値創造とは何かに関する根源的テーマからベンチャービジネスを捉える研究はほとんど見当たりません。本講義では、価値創造と起業の視点からベンチャービジネスを考察します。

起業戦略研究

安藤 信雄
「再び、起業・創業の精神に満ち溢(あふ)れた国を取り戻すこと。若者が活躍し、女性が輝く社会を創り上げること。」これは昨年の第185回国会での安倍総理大臣による所信表明での成長戦略の定義です。日本の経済成長にとって、起業力が国家の経済成長の柱と政府は見ています。また、2013年の貿易赤字は、日本の輸出力の低下を示しました。日本の製品は今や海外からみて魅力を失いつつあります。スマートフォンは、米アップルと韓国サムスンが席巻し、インターネットサービスは、グーグルとアマゾンなどがグローバル・スタンダードを競っています。ソニーのウォークマンが世界中の若者に支持され、半導体や液晶テレビの世界シェアのトップに日本企業が名を連ねた時代は見る影もありません。「創造的破壊」を テーマに日本における起業と経営について議論します。本授業では、院生がテキストをまとめながら自分の意見を発表する形で進めます。

ビジネスモデル研究

萩原 俊彦
本講義では、事業のアイデアを具体的なビジネスモデルとして、どのように作り上げていくか、儲ける仕組みをどのように構築するか、現代企業の中心的な課題を、具体的に学びます。

国際経営特論

韓 金江
本講義では、多国籍企業に関する基礎理論および関連知識を修得するため、その論理と実態を多角的に議論します。授業を通して、(1)主な理論を包括的、体系的に理解すること、(2)多国籍企業論に関わる主要戦略を把握すること、(3)地域統合と多国籍企業の活動の関係についても理解することを到達目標とします。

広告研究

安田 晶彦
この授業では広告の社会的な影響・効果について研究します。広告は新聞やテレビ、ウェブサイト、SNSなどのメディアと深い関係があるので、メディアについても学びます。広告の社会的な影響とメディアとの関係に関する社会科学的な説明を行えるようにすることが到達目標です。

スポーツマーケティング研究

原田 理人
スポーツビジネスにおけるマネジメントに携わるには、特定スポーツの単なる経験や教訓の積み重ねのみでは解決しない。基礎的なマーケティングの原則を理解することは健康・スポーツビジネスのマネジメントにおいて必要なファクターとなる。将来スポーツビジネスに携わるには、画期的な商品開発に加えて、効果的なマーケティングをベースとした事業計画能力が求められる。本研究では、健康・スポーツビジネスにおけるマーケティング手法を重視した事業計画の策定方法や事業管理手法を理解する。

アジア経済研究

韓 金江
「21世紀はアジアの世紀」と言われるほど、世界経済におけるアジアの存在感が増している。アジア経済を学ぶことは、現代社会への理解に役立つ。本講義では、グローバル化、経済自由化、IT革命などの側面に注目し、アジア域内の主要課題、および経済発展をもたらしたキャッチアップ型工業化について議論する。本講義の学修目標は、アジア経済の発展要因、主要国の経済構造、キャッチアップ型工業化とその変化を理解することとする。

中国経済研究

韓 金江
現段階における中国の労働問題を中心にした講義をします。内容的には、(1)中国の労使関係問題、(2)最低賃金問題、(3)賃金問題、(4)労使紛争問題、(5)労務管理問題、(6)労働契約問題、などを取りあげます。授業目標:中国の最もマイナス面である賃金諸問題を、理解してもらう手段として、中国の労働問題を取りあげます。

マーケティング特論

中西 大輔
マーケティング研究の最前線についての理解を深めることを目的に、演習形式で文献講読を行います。検討課題は受講生と相談した上で決定しますが、特に希望がなければ、「偶有性の中で、マーケティング秩序はいかにして生成するか」という理論課題について、報告者のレジュメをたたき台に議論したいと考えています。「マーケティング思考の可能性」についての理解を深めることが、本講義の到達目標です。